2019年6月20日のブックマーク (2件)

  • 和泉式部、エロティシズムがスピリチュアリティーに変わるとき - イデアの昼と夜

    ものおもへば  沢の蛍もわが身より  あくがれいづる魂かとぞみる 和泉式部 今日から七月です。夏がこれから格的に始まろうとしていますが、平安時代の貴族たちは、言葉のうちで涼しさを感じとるということのうちに、喜びを見いだしてやまない人びとでした。けっして過ごしやすくはない季節だからこそ、あえて月や夜といったものについて語りつづけることで、まとわりついてくる暮らしにくさを、やんわりとかわそうとしたわけです。ヴァーチャルな領域にぞくする言葉の力がもつ重要性について、彼らはとても深い認識を持っていました。 彼らは、おそらく今の時代を生きている私たち以上に、恋愛の体験においても、言葉のやりとりを大切にしていました。彼らは、一度も見たことさえない相手に、手紙によって愛の告白を行うこともしばしばでした。平安の時代の貴族たちはそうやって、「恋は、わたしとあなたの関係にかかわるという以上に、わたしと言語の

    和泉式部、エロティシズムがスピリチュアリティーに変わるとき - イデアの昼と夜
    ateliercocon1211
    ateliercocon1211 2019/06/20
    興味深く読ませて頂きました✨勉強になります。
  • 【きょうの一首】物思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る - 竹田繭香 TAKEDA Mayuka 線は、私を描く~墨幽玄の世界~

    こんにちは、竹田繭香です(*^^*) きょうから少しずつ和歌のこともつづっていこうかと思いまして、自分の勉強のためにもちょっとずつ紹介していこうと思います。 和歌って、やはり風流ですよね。 日の「美」や「魂」がつまっています。 きょうが一発目になるので、何にしようかすごく迷ったのですが、先日のストロベリームーンで「あくがる」という言葉を実体験として体感しましたので、「あくがる」にちなんで選びました。 そして、日は四季があるので、季節に則したものがいいですね。 今は夏なので、やはり夏らしい歌を取りたいとの思いからこの歌を。 ※読みやすいように濁点を付けました。 きょうの一首: 「物思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る」 きょう:旧暦5月17日 よみ人:和泉式部 出典:後拾遺和歌集(1162番) 大意: あなたを思って思い悩んでいると、沢を飛ぶ蛍の光も自分の身から抜け出た魂

    【きょうの一首】物思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る - 竹田繭香 TAKEDA Mayuka 線は、私を描く~墨幽玄の世界~