民主党の鳩山由紀夫元首相は18日、千葉県鴨川市内で講演し、9月21日の党代表選について「代表選で党の軌道を戻すことができなかったときは(党内に)居続けることが適切なのかという判断も必要になってくる」と述べた。代表選で野田佳彦首相(党代表)の交代を目指し、実現できなかった場合は離党する可能性を示唆した。 鳩山氏は代表選を「党が既得権益と戦う集団に戻る最後のチャンス」と強調。「今までの民主党をざんげするような気持ちで(野田首相以外の)候補者が出て勝利したとき、民主党がもう一度、国民に信頼される党に戻る可能性がある」などと語った。【木下訓明】