営業が禁じられた地域で、アダルトDVDやブルーレイディスクを多数陳列したアダルトショップを開いたとして、警視庁は22日、東証2部上場の古書店大手まんだらけ(東京都中野区)の法務担当役員の男(60)と法人としての同社を風俗営業法違反の疑いで書類送検し、発表した。同社は容疑を認め、「警察から指導を受けた後も営業を続けたことは認識が甘かった」と説明したという。 保安課によると、同社は9月、「サブカルチャーの聖地」と呼ばれ、同社の本社が入る「中野ブロードウェイ」で、成人向けのDVDやビデオを多数陳列した店舗「禁書房」(約12平方メートル)を営んだ疑いがある。同課は、アダルトショップの営業を禁じた病院が近くにあるとしている。 禁書房について、同社はブロードウェイにある約30のテナントで構成する「中野店」のアダルトコーナーと位置づけていた。ただ、保安課はほかのテナントと接しておらず、独立した店舗にあた