「みんなで分け合えば、できること。」のポスターを作ってから、予想外の反響にてんやわんやで思考がオーバーヒート状態だったのですが、少し落ち着いてきたので、自分がなぜポスターを作ろうと思ったのか、その過程と広がりを時系列にしつつ、デザイン的な観点で整理して記しておきたいと思います。 1.デザインのきっかけ 地震発生後、テレビなどで被災地の惨状を見るたび、一人の人間として何も出来ないことに歯痒さを感じていました。そんな中、余震が続く東京などでは、少しでも安心したいという気持ちからか、食料品・日用品の買い占め現象が発生し、物資が少ない中で多くの人が必要以上に買いだめする事で、物流のバランスが崩れ「今、本当に必要としている人々」に届かなくなるという事態が起きました。 地震発生直後は落ち着いていたスーパーやコンビニなどが、翌日には買いだめする人たちで溢れ、食料品などほとんどの棚がガラ空き状態になってい
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