秋の風を感じつつ、時おり残暑も感じる9月。まだ冷房を使う機会がある人もいるのではないでしょうか。摂氏28度(以下、℃と表記)。地球温暖化対策の一環で、冷房時の室温として設定されることもあるこの数字ですが、人によっては暑いと感じる場合も。また、今年の5月には、首相官邸で開かれた会議で、盛山法務副大臣から「なんとなく28℃でスタートした」という発言が飛び出たことは記憶に新しいと思います。はたして実態はどうなのでしょうか。通勤時に滝のような汗をかいている編集部Y(20代男性)が、世の中の“暑がり”を代表して、環境省で地球温暖化対策を進めている担当者に、冷房の話から住宅の政策までさまざまな疑問についてお話を聞いてきました。 環境省が入居しているのは霞が関にある中央合同庁舎第5号館。厚生労働省と同じ建物に居を構えています。取材したのは、地球環境局 地球温暖化対策課の松澤課長です。 ―― 最初に地球温