麻生太郎財務相は11日の衆院財務金融委員会で、福田淳一前事務次官がセクハラ問題で辞任したことを巡り、女性記者にはめられたとの見方があると改めて言及し「そういう可能性は否定はできない」と述べた。
財務省の福田淳一・前事務次官のセクハラ問題をめぐって、麻生太郎財務相が「セクハラ罪っていう罪はない」と発言したことについて、野田聖子総務相兼男女共同参画担当相が10日の衆院総務委員会で、「適切な表現ではない」と述べた。共産党の本村伸子氏の質問に答えた。 野田氏は「いじめ問題」を例に挙げ、「『いじめ罪』がないっていう議論はない」と指摘。そのうえで、「そういうことを学習してきた人からすると、決して適切な表現ではないということは明らか」と麻生氏の発言を批判した。 麻生氏は4日に訪問先のフィリピンで記者会見し、セクハラ問題について「セクハラ罪っていう罪はない」「殺人とか強(制)わい(せつ)とは違う」などと発言。各地で抗議行動が起き、批判されたが、8日の閣議後記者会見でも「事実を申し上げている」と反論した。
閣議後、財務省の福田淳一事務次官の辞任について記者団の質問に答える麻生太郎財務相=首相官邸で2018年4月24日午前9時51分、川田雅浩撮影 野党「第2のセクハラ」 麻生太郎副総理兼財務相は24日の閣議後記者会見で、財務省の福田淳一事務次官の辞任承認を公表した際、セクハラ疑惑について「はめられて訴えられているんじゃないかとか、世の中にご意見ある」と語った。被害を受けたとされる女性の訴えを軽視するかのような発言に野党から批判の声が上がっている。 麻生氏は会見で「セクハラ疑惑は少なくとも週刊誌報道だけで『あった』と認定するのはいかがなものか」と強調。そのうえで「はめられて訴えられている」との意見もあると指摘し、「きちんと人権も考えて、双方の話を聞かないと」と続けた。
下村博文元文科相(C)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る セクハラ告発をしたテレビ朝日の女性社員が会話を録音をしたことについて「ある意味で犯罪だと思う」「テレビ局の人が隠してとっておいて、週刊誌に売ること自体が、(福田淳一・財務事務次官は)はめられてますよ」などと22日の講演会で批判した自民党の下村博文元文科相が発言撤回に追い込まれた。 【音声公開】下村氏がテレ朝女性社員に「ある意味で犯罪」と言い放った音声はこちら 発言の事実を認め、23日夜、謝罪するコメントをメディアに発表した。下村元文科相はコメント全文は以下の通り。 * * * 本日一部政党機関紙が、クローズで行われた私の発言について、「被害者を『犯罪者』扱い 下村元文科相 セクハラ告発に」と題する記事を掲載しました。この点について、問い合わせがありましたのでご説明します。 巷間報道されている録音された会話が真に福田前次官の発言
「安倍総理とは近い立場」とする下村博文元文科相(C)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 下村氏の問題発言の音声はこちらhttps://youtu.be/rns9ycI2Aso またもや安倍政権の“セカンドレイプ”が明らかになった。 【音声公開】下村氏がテレ朝女性社員に「ある意味で犯罪」と言い放った音声はこちら 自民党の下村博文元文科相は22日、都内で開かれた講演会で、財務省の福田淳一事務次官がテレビ朝日の女性社員に対して露骨なセクハラ発言を繰り返した問題で、女性社員が会話を録音をしたことなどを「ある意味で犯罪だと思う」と批判した。23日付の「しんぶん赤旗」が報じた。 AERA dot.編集部は講演会の参加者から音声を入手。それらを確認すると、下村氏は会場に向けて、「たしかに福田事務次官がとんでもない発言をしてるかもしれないけども、そんなの隠しテープで録っておいて、そしてテレビ局の人がです
財務省の福田淳一事務次官が女性記者にセクハラ発言を繰り返したと週刊新潮が報じた問題で、麻生太郎財務相は17日の閣議後の記者会見で「福田さんからの話だけでは聴取として一方的なものになりかねない」と述べ、女性記者に調査への協力を求める必要があるとの認識を改めて示した。 セクハラの被害者に自ら訴えるように求めることには批判が出ている。これに対し、麻生氏は「(女性が)名乗り出やすいように財務省でやらず、第三者の弁護士、女性の弁護士を入れて対応している」と調査手法の正当性を主張。委託先の弁護士事務所が財務省の顧問事務所で公平性に欠けると指摘されると「全然つきあいのない弁護士にお願いするという判断ができますか。(セクハラをしたと)言われている人の立場も考えてやらないかん。福田の人権はなしってことなんですか?」と反論した。 しかし、調査手法には閣僚からも疑問の声が出ている。野田聖子総務相は17日の会見で
自民党公認候補として参院選(10日投開票)の比例代表から出馬している片山さつき元参院外交防衛委員長(57)が、暴漢に襲われたことが分かった。都内で街頭演説中に、左翼系団体とみられる集団に取り囲まれて、罵声を浴びせかけられたうえ、手をたたかれたという。党関係者は、警察への被害届提出も検討しているようだ。 事件が起きたのは2日午後7時半ごろ、東京・JR立川駅北口で街頭演説の準備を始めたところ、約20人の男女に取り囲まれた。 片山氏は「彼らは『アベ死ね』『戦争法反対』『脱原発』などと書かれたプラカードを持ち、『やめろ!』『片山帰れ!』『黙れ!』などと口ぐちに叫んでいました。私は冷静に話し合うため、まず握手をしようと手を差し伸べたら、その中の1人がいきなり私の手のひらをピシャリとたたいてきたのです。痛みがジンジン残りました」と語った。 街頭演説に同行していた、自民党の江口元気・立川市議も、緊
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