新垣結衣は「沖縄の物語」に出演することを決めたのか。5話連続、3月19日から第1話の放送が始まったWOWOWドラマ『フェンス』第2話までを視聴しながら、その意味について考えていた。 長年の所属事務所レプロエンタテインメントとは今もマネージメント契約を一部継続してはいるが、結婚を機に個人としての活動をメディアに宣言して以降は、出演作の選択に彼女自身の意志がより強く反映されていると見るのが自然だろう。休む間もなかった以前よりはペースを落としながら、ひとつひとつ、派手ではないが新垣結衣らしい作品を選んで出演している印象だった。 その中で、野木亜紀子のオリジナル脚本作品である『フェンス』が選ばれたのは、ある意味では必然と言えるのかもしれない。『逃げるは恥だが役に立つ』『獣になれない私たち』の野木脚本による2作品に連続して出演したことは、新垣結衣の俳優としてのキャリアを大きく変えた。高視聴率を獲得し
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