KDDI(au)は16日、携帯電話向けの高速通信「LTE」サービスが、昨年末以降、2度にわたり一部の端末で使えなくなった通信障害の原因を発表した。データ通信量が想定を超え、装置の設定ミスや手順ミスが相次いだためで、今月中に総点検などの対策を講じる。 昨年12月31日の障害では、スマートフォンのデータ通信量が、直前の約7倍に増えた。1月2日の障害では、ソフトウエアの不具合への対応に不備があり、通信を切るミスにつながった。 障害の対象となったのは同社のLTEデータ通信対応の「iPhone(アイフォーン)5」などのスマートフォンやタブレット端末の一部。昨年12月31日に4時間23分、今月2日に1時間53分、ネット接続やメールができなくなった。全国で合わせて最大355万人に影響が出た。