印刷 関連トピックスエルピーダメモリスティーブ・ジョブズ東芝iPadアップルグーグルKDDIソフトバンク 米アップルは8日(米国時間7日)、タブレット端末(携帯型情報端末)の最新機種「iPad(アイパッド)」を発表した。米国は16日に、日本は同日ソフトバンクモバイル(SBM)が販売を始める。現行機種名は「iPad2」だが、新機種に通し番号は付けられなかった。発表会でティム・クック最高経営責任者(CEO)は韓国サムスン電子の名前を挙げて自社製品の優位性を指摘。特許や意匠の法廷闘争を世界中で繰り広げているのを背景に対サムスンを鮮明にした。だがアイパッドの中身をのぞくとアップルとサムスンの不思議な関係が見えてくる。 アップルとサムスンの関係をひもとく鍵はデジタル機器の「心臓部」となるCPU(中央演算処理装置)にある。新型機のCPUには四つの中枢回路(コア)を持つ「A5X」が採用された。中枢回