今回は、不思議な古生物を紹介しよう。 はるか太古の昔に絶滅した古生物の中には、どうにも奇天烈な姿をしたものが少なくない。前回の記事で紹介した「異常巻きアンモナイト」も、そうした古生物の仲間ではあるが、長い長い生命史には、ほかにも“ブッ飛んだ姿”の古生物がたくさんいる。その中から、今回は「モンスター」と呼ばれる動物を紹介しよう。 所属も生態も不明…お前はいったい何者だ? アメリカ・イリノイ州にある約3億1000万年前(古生代石炭紀後期)の地層からは、たくさんの動植物の化石が、焦げ茶色の岩塊の中に含まれるかたちで見つかっている。その中には、サカナやカニ、エビの化石もあれば、通常はきわめて化石に残りにくいとされるクラゲの化石もある(一般に、骨や殻などの硬組織ほど化石に残りやすい。クラゲはまさにその対極的な存在なので、化石に残りにくい)。これらは、かつての浅海域~河川にかけて堆積したものとみられて
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