6月13日より公開中の劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』が公開3週目の土日2日間(27日・28日)に動員18万4000人、興収6716万1780人を記録し、公開当初の上映館数は121館にも関わらず、3週連続で1位に。累計興収は12億円にも迫る勢いとなっている。2010年、雑誌の企画からスタートし、音楽ユニット、TVアニメ、ゲームといったメディアミックス展開で巨大コンテンツへと拡大した『ラブライブ!』。そのヒットを振り返りながら、劇場版が爆発的ヒットとなった理由をひも解いていく。 ■現実のアイドルにもリンクする“育てる”感情が熱狂的ファンを獲得 2010年、雑誌『電撃G’s magazine』(KADOKAWA)、ランティス、サンライズによるユーザー参加型の“スクールアイドルプロジェクト”として始まった『ラブライブ!』。少女たちが廃校の危機が迫った学校を救うべく