米上院で承認されたブティジェッジ新運輸長官=米中西部アイオワ州マコーケタで2019年12月、高本耕太撮影 米上院は2日、バイデン大統領が運輸長官に指名したピート・ブティジェッジ氏(39)の人事案を賛成多数で承認した。同性愛者であることを公表しており、性的少数者(LGBTQなど)として初めての米閣僚となる。また上院は同日、国土安全保障長官にアレハンドロ・マヨルカス氏(61)を充てる人事も承認した。中南米系初の同長官となった。 29歳で中西部インディアナ州サウスベンド市の市長に就任し、経済再建に成功したブティジェッジ氏は、2020年大統領選で民主党の候補指名争いに出馬。序盤戦でバイデン氏をリードするなど脚光を浴びた。政権が公約に掲げるインフラ再建や電気自動車普及など重要政策を担う。