2012年2月6日のブックマーク (1件)

  • “攻め”だけではなかったJASRACの持ち味。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    音楽著作権協会(JASRAC)と言えば、泣く子も黙る音楽著作権業界の“権利執行人”だが、そんなJASRACが一転して守勢に追い込まれたのが、 「『包括利用券許諾契約』に係る新規参入妨害(私的独占)疑惑」 である。 遡ること4年前、公取委が立ち入り調査に踏み込んだのを皮切りに*1、3年前の2月には、とうとう排除措置命令が出されてしまい、さすがのJASRACもこれは厳しいか・・・と誰もが思った。 何と言っても、排除措置命令がひとたび出てしまえば結論がひっくり返らない、というのが現行制度下における公取委の審判で、平成17年に独禁法が改正され、事前審判手続から「事後審判」の手続に移行して以来、審判で命令が取り消された事例は皆無*2。 仮に、頑張って審決取消訴訟まで持ちこんだとしても、いつ解決するか分からない泥沼(しかも原告側には、実質的証拠法則の壁もある)に陥ってしまうのは確実な状況だっただけ

    “攻め”だけではなかったJASRACの持ち味。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
    atsushieno
    atsushieno 2012/02/06
    これで権利管理事業からの利用情報の切り離し(公有化・公開義務化)を実現する際にJASRACは「そのような情報は存在せず不可能である」とは主張出来なくなった、という点が我々にとっては重要。