IT業界の慣習で、どうしても理解できないことがある。 それは 下請け発注先を整理縮小して、絞り込んだ企業へ発注を集中させる というものだ。 大手ベンダーなら少なからずやっているだろう。 絞り込んだ企業へ集中発注することでボリュームディスカウント効果引き出すことを狙ったものだ、という説明を聞いたことがある。 この手のものは、たいてい「購買部」主導で行われる。 現場は非常に不便だ。 案件の内容によって適した開発委託先は違ってくるし、会社公認「発注先リスト」に乗っていない企業への発注には、 リストへの追加申請自体がおそろしく負荷が高い。 それ以上に解らないのは、ボリュームディスカウントが成立する余地があるのか?ということだ。 製造業のように、大量発注を受けることで、コスト削減に寄与するものがあるのか? 「ボリュームディスカウントってのは、大量生産方式によるコスト削減効果を、大量発注者に還元する」