「相場の福の神」こと藤本 誠之が、気になるニュースから相場の見通しを毎日解説いたします! 最新コラム 2017/12/25 【最終回】TBM 石灰石で紙の代わり 意外な企業が株主・・・ まいど、藤本です。「メリークリスマス」今年12月末で藤本がSBI証券を卒業しますので、ちょうどクリスマスの今日が、「相場の福の神が語る!ニュースを半歩先読みマル秘術」の最終回になります。今まで、長期間ありがとうございました。 皆様に相場の福が授かりますように!! TBM 石灰石で紙の代わり 日本経済新聞 新興・中小企業 7面 今後新規上場が期待できる「NEXT ユニコーン」に、石灰石で紙の代わりとなる新素材を開発したTBMが紹介されています。TBMが手掛けるLIMIXとは石灰石の粉末にプロピレンなどの樹脂を混ぜ、高温で伸ばした新素材です。紙と違って水に強いのが特徴で、例えば居酒屋のメニューなどにも活用されて
今日は公開株数の内訳である「公募株」と「売り出し株」に ついて少し書いてみようと思います。 IPOの公開株数の内訳にはそれぞれ「公募」と「売り出し」 というものがあります。見た事ありますよね。 そしてこの「公募」と「売り出し」のそれぞれの数も初値予想の 指標の一つになります。 それぞれの用語を簡単に説明しますと・・・ 公募株とは? 株式を新規に発行して市場から資金を調達する事。 売り出し株とは? 特定の株主が既に保有している株式を市場に出す事。 ・・・という事です。 そしてもっとわかりやすく、イメージで言いますと、あくまでも IPOという観点からですが、 ・公募株 = 良い株(ポジティブ要因) ・売り出し株 = 悪い株(ネガティブ要因) という感じです。 あくまでもIPOで捉えたときのイメージですよ^^; かなり極端で乱暴な表現かもしれませんが、わかりやすいように 表現するとこんな感じです
そんな大それた方法ではありませんが、先日ある問い合わせが ありましたので、その質問にお答えさせて頂きたいと思います。 「IPOが当選したが、どのような手続きをすれば初値で 売却できるのか?」 たしかに私も始めて当選した時は戸惑いました。 しかし、あまり難しく考えないで下さい。 売却方法は2種類しかありません。 「成行売り」と「指値売り」です。 例えば今回のユビキタスエナジーを例にとってみましょう。 ユビキタスエナジーの公募価格は今回950円で決まりました。 という事で上場日はこの950円からのスタートとなります。 <成行売りの場合> 「成行売り」注文の指示を証券会社に出すと、基本的には 初値価格で売却する事ができます。 初値価格が 800円の場合 → 800円で約定。 初値価格が1,800円の場合 → 1,800円で約定。 となり、公募価格以上以下に関わらず約定致します。 <指値売りの場
3月期決算が出揃った。前期は好調な決算の会社が多かったが、今期予想が予想以上に保守的で株価が売られる場面も見られた。今後はいっそう業績に注目が集まると言われる中、今回の業績予想を読むポイントと注目銘柄を、ダイヤモンド・ザイから早出しで紹介! 慎重すぎる予想を出す会社こそが 期中の上方修正の期待大で買い! 「今期決算のポイントは2つ。1つは、製造業では減価償却額を上回る設備投資を行なう会社が多く、景気に強気の見通しをもっている経営者が多いこと。もう1つは、建設などでは、前期の受注残が高水準の会社が多いこと。全体的には今期も増益基調が見込めるでしょう」 と、ながら・アセット・マネジメント代表取締役の露久保裕道さんは分析。設備投資に要した支出を、その資産が使用できる期間にわたって費用配分するのが減価償却なので、減価償却額内で設備投資するのが通常だ。にもかからず、東レ(3402)は償却額771億円
「貯蓄から投資へ」というスローガンがあります。この言葉、2000年代前半には金融庁などが度々言及しています。基本的には「預貯金に偏思している我が国の金融資産をリスクマネーである投資へと振り分け、バランスを整える」という内容になっています。実際に、家計の個人資産の半分以上は預貯金で、株や投資信託、債券などのリスクマネーは10%程度の比率となっています。それでは、この「貯蓄から投資へ」を図ることで、何が変わるのか?その意味やそうする必要性について考えていきます。 大きな視点から見た「貯蓄から投資へ」 日本経済という大きな視点で見た「貯蓄から投資へ」という言葉は、従来の銀行による間接金融(預金を通じて必要とする企業などに資金を融資という形で融通する方法)から、証券会社を通じた直接金融(投資家の資金を直接必要とする企業に流す)へと個人資産シフトさせるという意味になります。 それにどのような意味、必
「株価チャート分析は難しい」とか、「株価チャートなんて役立たない」などと思っている人は結構多いようです。しかし、株価チャート分析は基本的な考え方といくつかのコツをきちんと押さえればそんなに難しいものではありませんし、実際に投資をする上で実に多くの役立つヒントを与えてくれます。じゃあ、株価チャート分析の基本的な考え方や使い方のコツってなんなのか。その話を今回から3回にわけてしていこうと思います。 まずはトレンドを意識すること 下の株価チャートを見てください。ホテル予約サイトを運営する一休(2450)の月足チャートです。月足チャートは1本のローソク足で1カ月の動きを示すかなり大雑把な株価チャートですが、株価の大きな流れをつかみやすいです。 この一休の株価チャートを見て、第一印象はどうでしょうか? 「下降、横ばい、上昇のトレンドがわかりやすい」という印象ではないでしょうか。細かく上下動しながらも
証券会社の口座を開設するとき、誰もが引っかかるところがあります。それは、特定口座を開設するかどうか、源泉徴収ありにするか源泉徴収なしにするかどうかです。 結論から先に書くと、特定口座を開設して源泉徴収ありを選ぶのが得策です。証券会社の口座を開設する人のほとんどが、この特定口座あり源泉徴収ありを選んでいます。 ここで詳しく一般口座と特定口座の源泉徴収ありと源泉徴収なしの違いとそれぞれのメリットでメリットを解説します。時間を節約したい場合は読まずに、特定口座あり源泉徴収ありを選んでおけば問題ないです。 一般口座と特定口座の違い証券会社の口座には税金の計算の仕方と税金の払い方の違いで3つの異なる口座があります。口座開設時に3つのうちどれかを選ぶことができます。 3つの口座: 一般口座、特定口座の源泉徴収あり、特定口座の源泉徴収なし 一般口座と特定口座の違いは、特定口座は証券会社が税金の計算をして
損失回避性(そんしつかいひせい)とは損失回避バイアスなどとも呼ばれる行動心理学(行動ファイナンス・行動経済学)の用語です。名前からもわかりますが、人は同額の利益と損失があれば利益よりも損失の方を大きく評価するということを意味しています。つまり10万円儲けるのと10万円損をするというものでは損をする方が嫌というわけです。 このような行動は時として投資において失敗をもたらすリスクがあるということを理解しておく必要があります。 損失を過剰に恐れてしまう問題 投資対象が株式であろうが、為替であろうが損失回避性(損失回避バイアス)によって人は損失を恐れます。 10万円の含み益と10万円の含み損は心理的に同額とは受け止められないようです。 そのため、自分の大切なお金を運用する個人投資家は含み損がでていてもなかなかそれを確定させることができず、ズルズルと保有し続けるケースが多く、逆に利益が出るとサッと売
投資において一番大切なことはリスク管理だと思います。相場で大失敗して退場してしまう投資家の多くはリスク管理ができていないことに起因することが多そうです。100勝1敗でも場合によっては取り返しの付かない損をしてしまう場合もあるわけです。今回は実際に「よくある失敗例」を元に投資で失敗しやすいパターンを分析していきたいと思います。株式投資の大負けするポイントを知ってあらかじめ対策を立てておきましょう。 ナンピン地獄で最後は大損失 ナンピンというのは、思惑と違う方向に動いた株や為替などを、下がった価格で追加購入することで「平均取得価格」を引き下げるという投資法です。たとえば500円で1000株投資した後で株価が480円まで下がったとします。このとき480円でさらに1000株投資します。 すると平均取得価格は500円から490円にまで下がります。こうすることで相場が480円から490円に戻るだけでプ
「押し目待ちに押し目なし」という相場格言があります。押し目というのは上昇相場にあって一時的に下がることをいいます。この格言は、相場が力強い時ほど、押し目を待っても押し目が出ずに相場がどんどん上昇してチャンスを失ってしまうよ。というものです。 相場に勢いがある時ほど押し目は作らない 特に相場が強い時ほど、押し目狙いの投資家が多いことから押し目らしい押し目を作らずに買いが集まってしまうことが多いです。買いたいけど、ちょっと下がったら買おうなどと考えているとそのまま一直線に上昇していってしまい、後から大変悔しい思いをするというのが「押し目待ちに押し目なし」という格言です。 強いトレンドを持つ株ほど一直線に上昇することは多いのですが、勢いがあるほど、天井を付けた時などに下落トレンドに転換するペースも速いということもあります。 押し目を待って待っていて、ようやく押し目がきた!と思っても実はそれは下落
相場格言の中でも良く聞くことが多い「頭と尻尾はくれてやれ」というもの。頭というのは相場の天井(高値)を指し、尻尾は相場の底(安値)を指します。つまり、投資をするとき天井(高値)で売ること、底値(安値)で買うことにこだわらずほどほどにするべきであるという格言となります。 相場を読むのは難しいです。だからこそほどほどでOKという考え方が相場を長く続けるためには大切なのかもしれません。 相場の天井、底は誰にもピンポイントに読めない 相場の高値、安値をピンポイントに読むのは不可能です。もちろん、ある程度は予測していくわけですが、そうした高値で売ること、安値で買うことを追求し続けるというのは不可能です。 前に「トレンドライン分析」の記事で、トレンドラインで転換を示したからすぐに売買注文を出すとダマシにやられてしまうこともあると書きました。 これと同じようにピンポイントで売買しようというのは難しいもの
投資においてとても大切な考えがあります。それは「損切り(ロスカット)」というものです。損切りはこれ以上の損失の拡大を防ぐことができるだけでなく、資金に流動性を持たせることにより投資のチャンスを逃しません。個人的にはこの損切り(ロスカット)を上手にできるかどうかが投資家として長く市場で取引できる要素だと思っています。 今回はこの損切りの重要性と、それをしないリスク、抵抗感なくロスカットするための考え方などをまとめていきます。 売らなければ損しないは正解か? 損切り(ロスカット)をしない。という投資哲学をお持ちの方も多いようです。しかしながら、損切りをせずに含み損を抱えたままの株や為替などを塩漬け状態にしておくことにもリスクはあります。 含み損は今後も拡大するリスクがある 資金が拘束されて他の有望な投資に資金が回せない(機会損失) 大きくはこの二つです。 含み損は今後も拡大するリスクがある も
PERは株価収益率のことで、投資指標としてかなり広く利用されています。このPERはその会社が割安か割高かを判断する時などに使われることが多いですが、損切り(ロスカット)を考えるときもこのPER水準を一つの判断材料として利用することができます。ポイントは「高PER銘柄はロスカットの決断を早く」ということです。 PERとは? PERについては「株価指標「PER(株価収益率)」の意味と読み取り方」などでも紹介していますが、株価を1株当たり利益(EPS)で割ったものです。単純に言えば、現在その会社が挙げている利益から考えて投資を何年で回収することができるのか?という指標になります。 仮にPERが20倍なら、20年で回収。40倍なら40年で回収できるということになるわけです。 そう考えると、PERが低い会社ほど株価は割安、高い会社ほど割高と考えることができます。 しかしながら、PERにおける「1株当
貸借倍率(たいしゃくばいりつ)というのは、信用取引の取引状況を示す指標の一つです。信用取引している投資家の買い残高に対する売り残高の割合。買い残高÷売り残高で計算。1倍以上なら信用買いをしている投資家が多く、1倍未満なら信用売り(空売り)をしている投資家が多いということを示しています。 なお、信用倍率(しんようばいりつ)と呼ばれる場合もありますが、ほぼ同義となります。また、貸借比率、信用比率などと呼ぶ場合もあります。 まとめ記事「信用取引の各種指標を理解して投資力アップ」。 貸借倍率の計算方法・読み取り方 貸借倍率の計算は「信用買い残÷信用売り算」によって計算されます。 この買い残(信用取引の買い残高)と売り残(空売りの残高)は証券取引所が毎週発表します。また、日本証券金融(日証金)という信用取引の株券の融通等を行っている会社(証券金融会社)が速報を毎日発表しています。 単純な計算方法は、
株価指標の中でも代表的な指標として挙げられるのが「PER(ピーイーアール)」です。Price Earnings Ratioの略称で、日本語では「株価収益率」とも呼ばれます。株価の割安・割高を分析するための指標として幅広く利用されている株価指標です。今回はこのPERの意味と読み取り方、相場での活用法を詳しく解説していきます。 PERは株価の割安さを示す指標 まず、PERとはどのようにして計算されているのかを理解しましょう。 PER=時価総額÷純利益 PER=現在の株価÷1株利益(EPS) 上記のいずれかの方法で計算できます。ちなみにどちらで計算しても結果は同じになります。具体的に上記の計算がどういうことを意味しているのかを考えましょう。 時価総額というのは、会社の「株価×株式の発行数」で計算されます。現在その会社が株式市場から評価されている時価ということになります。そして、純利益というのはそ
信用評価損益率は、信用取引の買い手が今どのくらい含み損益を抱えているのかということを示しています。これは信用取引を行っている全投資家が抱えている損益をみることで、相場全体の天井や底を探る上で非常に有用な指標となります。今回はこの、信用評価損益率についての基本と相場への応用についてまとめていきます。 まとめ記事「信用取引の各種指標を理解して投資力アップ」。 信用評価損益率のしくみ 信用評価損益率は「信用取引評価損益÷買い建て玉の総額」で計算されます。表示は通常%で示されます。たとえば、100億円の買い建て玉がある中で全投資家の評価損益がマイナス5億円という場合、信用評価損益率は-5%となります。 この信用評価損益率の計算元となる評価損益や買い建て玉の総額などについては東京証券取引所が毎週第3営業日に公表する「信用取引現在高」の数字を用いるのが一般的です。 日経新聞のマーケット欄にもこの発表の
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