ひとり伊豆を訪れた青年と、旅芸人の踊子とのほのかな恋を描いた川端康成の名作「伊豆の踊子」。その全編に満ちる青春の余韻、そして踊子の無垢なひたむきさは、別離の涙さえ爽やかな感動に浄化します。ふたりの伸びやかな交流に映し出される伊豆の美しい自然は、私たちを心の旅へと誘います。 日本の名作菓子「伊豆乃踊子」は、この静かな仙境に秘められた淡い恋心を和菓子に託しました。伝統の風味を大切にした「伊豆乃踊子」は新しい時代の感性を吹き込み、ときめきとロマンを表現した可愛い和菓子です。 1994年には全国菓子博覧会で内閣総理大臣賞を受賞しました。