米グーグルの基本ソフト(OS)「クローム」を搭載したノート型パソコン(PC)が早ければ4月にも、日本で初めて販売されることが7日、分かった。東芝が「クロームブック」を発売する。国内のPCでは米マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」が圧倒的な優位を保っているが、“グーグルPC”がこの勢力図を塗り替えることができるか注目される。 パソコン市場をめぐっては、世界的な需要低迷に加え、中国や台湾メーカーが価格競争を仕掛けている。東芝は安くて使い勝手もいいクロームブックによって、中台勢への巻き返しを図りたい考え。東芝の戦略が当たれば、他の日本勢も追随する可能性がある。 クロームブックは、内蔵の記憶装置の容量を小さくしたことで、先行販売されている米国では2万~3万円程度と割安。ソフトウエアが内蔵されたパソコンとは異なり、インターネット経由でメールや文書作成、表計算が利用できる。 米調査会社ガートナーによる
「いわゆる“ガラパゴス”ではないが、日本はユニークな市場ということなのでしょう」。世界的に事業を展開する大手PCメーカー幹部はこう苦笑する。 【詳細画像または表】 日本のタブレット(多機能携帯端末)市場において、米マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」搭載型の存在感がにわかに高まっている。 調査会社BCNによれば、2月のウィンドウズ搭載型タブレットの国内シェアは15%(台数ベース)。1年前は3%台のシェアで低迷していたが、昨年後半から急上昇した。販売台数の増加率も、前年同月比で5倍を超える伸長ぶりだ。 これは世界的に見ても日本だけの事態だ。米調査会社ガートナーが3月3日に発表した全世界のタブレット販売統計では、ウィンドウズ搭載型のシェアは2013年暦年でわずか2%。10〜12月を抜き出してみても「日本以外は、この傾向に変化がない」(ガートナーの佐藤篤郎シニアアナリスト)。 PC市場で
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