Webサービスの普及は目前だが、それには製品間での高い互換性が不可欠だ。本記事は、主要なベンダが集まり、Webサービスの相互運用性を図る組織「WS-I」の活動内容と目標を、その活動に携わる筆者自身によって解説してもらう。(編集局) 富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 開発企画統括部 計画部 勝亦 章善 富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 プロジェクトA-XML XML応用技術部 沼田 利典 2003/1/30 企業間の取り引きは、従来の専用回線などを用いたEDIシステムから、最新のインターネット技術であるSOAP、XML、WSDL、UDDIなどを用いた、Webサービスを基本としたものへと移り変わろうとしている。当初、Webサービスはもっと早く普及するのではないかと思われていたが、さまざまな要因によって、本格的な普及はこれらかだ。その要因の1つが、各製品間の相互運用性(インターオペラビリ