消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減対策として、大手家電メーカーは、例年は夏以降としてきた新製品の投入時期をボーナス商戦に合わせる形で前倒しする動きが相次いでいます。 このうちパナソニックは、例年は8月ごろに投入するコンパクトデジタルカメラの最新機種をことしは1か月前倒しして、来月発売する計画です。 コンパクトデジタルカメラでは初めて、通常のハイビジョンより画質が鮮明な「4K」の動画を撮影する機能を搭載しているということで、ボーナス商戦から買い替え需要を掘り起こしたい考えです。 また三菱電機は、例年は年末商戦を見据えて9月ごろに投入する比較的高い価格帯の冷蔵庫の最新モデルを、3か月ほど前倒しして今月発売するほか、炊飯器の新製品も例年より2か月前倒しで投入するということです。 三菱電機の杉山武史リビング・デジタルメディア事業本部長は、「反動減の影響は出ているものの、景気は底堅い。新商