アメリカでエボラ出血熱の患者2人に未承認の薬が投与され、効果が出ているとされていることを受けて、WHO=世界保健機関は来週、医学倫理に関する専門家の委員会を招集し、エボラ出血熱に対応するために未承認の薬の投与を認めるかどうか、協議することを決めました。 エボラウイルスが引き起こす感染症、エボラ出血熱は致死率が極めて高く、現在、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネを中心に患者が増え続け、これまでに932人が死亡していますが、今のところ、有効な治療薬や予防のためのワクチンはありません。 こうしたなか、リベリアでエボラウイルスに感染したアメリカ人の患者2人が帰国して、安全性などが最終的に確認されていない未承認の薬を投与されたことが明らかになり、さらに薬の効果が出ていると伝えられています。 これを受けて、WHOは6日、声明を出し、来週、医学倫理に関する専門家の委員会を招集し、WHOとして未承