第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局は藤井聡太王将も羽生善治九段も存分に持てる力と技を駆使して、素晴らしい将棋だったが、大阪府高槻市の「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われた第2局はそれ以上の名局だった 羽生の先手で相掛かりに。令和の相掛かりは形が多種多彩にわたるが、羽生が誘導したのは、2021年9月の藤井-横山泰明七段のB1順位戦と同一だった。後手の藤井が自陣角を打って盤面を制圧するというアイディアを見せて快勝し、そのまま定跡となり、その後数局指されている。羽生はあえて藤井の守備範囲に飛び込んでいったのだ。 第1局の感想は「なんなんだこの2人は」 両者の念頭にあったのは、今季のA級順位戦の豊島将之九段-斎藤慎太郎八段戦だ。先手の豊島が角を盤上から消すという工夫で勝っている。途中までその将棋と同様に進むが、藤井が手を変え、羽生が端から戦端を開き、飛車交換となる。
先に断っておけば、今回取り上げるシンガー/ユニットは、実際に覆面をしているわけではない。「顔出し」していないシンガーやユニットが、ここ最近、増えてきており、そこに私は、新しい音楽シーンへの芽を見るのである(顔出ししないことを「覆面」と表現したくなるのは、昭和プロレス世代の性(さが)だ)。 代表はAdo(アド)。『うっせぇわ』を歌う女子高生シンガーとして、2020年にブレイク。22年は映画『ONE PIECE FILM RED』の関連楽曲がチャートを席巻した。 また「ずっと真夜中でいいのに。」という名の「覆面ユニット」も話題である。「ずっと~」がユニット名、通称「ずとまよ」。他にも、目隠しをしたシンガー=yamaや、男女2人組のヨルシカも定評を得ている。
佐藤さんが倒れていた駐車場 Ⓒ文藝春秋 「優作さんと少女は交際関係にあり、昨年4月から同棲していました。部屋のベッドで横になりスマートフォンを操作していた佐藤さんの腹を、少女が包丁で刺したようです。佐藤さんは腹を押さえてなんとか部屋の外まで逃がれて通報したものの、傷が深く死亡してしまいました。少女は『台所の包丁で刺した』と事実を認めており、警視庁は容疑を殺人に切り替えて捜査を進めています」 少女との関係が「うまくいっていない」と相談も 佐藤さんと少女は2人の共通の地元・青森県で交際をはじめ、昨年4月に上京。同棲スタートからは1年も経っていないことになる。佐藤さんと親交があった職場関係者が証言する。 「優作さんは昨年4月からうちの建設会社で働き始めました。職場の先輩と一緒に釣りに行ったり、奄美や沖縄への社員旅行でも楽しそうにしている明るい子でした。先輩社員の家に集まる飲み会でも、率先して人形
仁藤夢乃さんと、彼女が代表理事を務める一般社団法人「Colabo(コラボ)」が話題になっていたので見物に行きました。炎上しているというよりは、油田のプラントから圧力調整の炎が上がって黒煙が出ている感じで、問題の構造上、消えない炎であるダルヴァザの『地獄の門』みたいな構造になっております。 あまりにも問題がややこしく、また方面が多岐に渡るため、一本の記事では書き切れないでやんすということで、テーマ別の項目でダイジェスト感のある内容になることをお許しください。 要するに、この問題は何なのか? 火が付いた理由は、ネットではフェミニストとしても知られる活動家の仁藤夢乃さんが代表理事を務める一般社団法人「Colabo」が、東京都からの委託事業や交付金を受け取っていながら、都などに報告する活動計算書ほかの書面に不適切な仕訳の支払いがあることが発覚したことにあります。 これに対し、暇空茜さんという元ゲー
YouTubeをつけるとCMが15秒間スキップできず、やっとスキップを押したと思ったら2本目が始まる。1日で最もイラっとする瞬間かもしれない。プレミアム登録をすればYouTubeの広告を避けられるが、最近ではNetflixが「広告付き月額790円プラン」を打ち出すなど、あらゆるところに広告が進出してきているようにさえ見える。 しかし実は、今起きているのは実は真逆のことである。Twitterを買収したイーロン・マスクの苛烈なリストラやメタ、Amazon、Googleの人員規模縮小の動きはすべて『無料でどうぞ、でも代わりにCMを見てくださいね』という広告モデルの破綻から始まっている。 私たちはこれからも広告を見せられ続けるのか、それとも月額の支払いが必要になるのか、それともお金を払った上で広告を見るという状況に追いやられるのだろうか……。 「広告を見る代わりに無料で楽しめる」時代は終わった イ
11月27日、新宿駅西口の地下広場。私はわが目を疑った。100人ほど(主催者発表数百人)の在日中国人の若者たちが、集まって中国政府に抗議しているのだ。マスクや帽子、メガネなどで顔を隠している人が多いものの、見たところ一般人っぽい雰囲気である。日本語が上手な人も多く、留学生の比率が高いのだろう。 たくさんの人たちが、手に白い紙やプラカードを持っている。プラカードの文言はかなり手厳しい。「ゼロコロナ政策反対」「自由を、さもなくば死を」「習近平くたばれ」「中国共産党の思考様式は人類文明の最大の脅威だ」「人類は共産党を歓迎しない」……。多くは油性ペンでの手書きで、印刷されたものもせいぜいワードソフトで作っただけという手作り感が満載である。 「白い紙」は、今年に入ってからゼロコロナ政策や習近平政権の3期目突入に反対して街に出た中国人がしばしば掲げるようになったアイテムだ(抗議のスローガンが書かれてい
なぜ医療デマは拡散してしまうのか? ――そもそも子育て中の方は、なぜデマを信じるのだと思われますか? 今西 育児は正解の無い世界だということが大きいでしょう。大きなトラブルがなくても不安になりがちなうえ、母親に負担や責任がのしかかっている。するとそこにヒュッと現れた人が断言調で力強く導いてくれると、その人についていってしまう心理があるのでは。 ワクチンの場合も、真っ当な医療情報では科学的根拠のある部分しかはっきり言うことができず、わからない部分に関しては説明できません。ところが反ワクチンの人たちは、断言しますよね。不安を抱える母親たちは、「わかりづらい」より「わかりやすい」ものに流れていきます。 また今は、コロナ禍で孤独を感じる母親たちが増えているのに、情報だけはバンバン入ってくる。間違った情報を選んでも、致し方ない状況だとは思います。正解がないのもまた育児の楽しさではありますが、その正解
エクシアは現在、出資金の返還を求める数件の訴えを抱えている。今回の証拠保全の執行は、民事裁判の過程で生じた手続きだ。 事前に実行日時などは通知されているため、その気になれば証拠改竄をすることも、十分な対応策を練る時間もある。つまり「証拠保全」が抜き打ちで行われることはない。ゆえに、証拠を差し押さえられる側もそれなりの準備をしてから実行日を迎えるのが普通だ。当然、裁判官による証拠保全作業はさしたる抵抗もなく、粛々と進むのが通常である。 しかし。 受付の従業員は「対応をしておりますので」と答えるばかり 結論からいえば、エクシアは東京地方裁判所の裁判官による証拠保全手続きを拒否した。裁判官が何度も証拠保全の趣旨を説明し、対応を求めようとしても、受付の従業員は「対応をしておりますので」と答えるばかり。そのうち従業員は無言でカメラを取り出し、受付のデスクの上に置いて証拠保全に立ち会う関係者を動画に収
夕刊フジに興味深いコラムがあった。 『玉川氏とひろゆき氏に“あおり芸”の共通性 問題は「炎上」に乗っかるカッコ悪いテレ朝、本当にその路線でいいんですか?』(10月20日) 書いたのは「報道ステーション」などのプロデューサーを経て、ABEMAの立ち上げにも参画した元テレビ朝日の鎮目博道氏。 「カッコ悪いテレ朝」とは 「カッコ悪いテレ朝」とは次の2件。「羽鳥慎一モーニングショー」における、玉川徹コメンテーター問題。そして、テレビ朝日がサイバーエージェントとともに運営するABEMAの番組が引き起こした、ひろゆき氏の「辺野古座り込み揶揄」問題。 「ABEMA Prime」の取材で沖縄を訪れたひろゆき氏が、辺野古の新基地建設に反対する座り込み運動を揶揄する発言をツイッターに投稿したのだ。 《玉川氏とかひろゆき氏が「あおり芸で生きていく」の自体は別にそれはそれでいいと思うんですが、問題はそれをなんとな
◆◆◆ 子供だと嘆くなら子供扱いをやめること 去年に引き続いて、今年も早稲田大学で「2週間で芝居を作って発表する」というムボー過ぎてムボー過ぎるがゆえにやってしまう授業が終わりました。 なんのことかと言えば、おいらは早稲田大学で客員教授なんてーものをやっているのですが、夏期ワークショップという名前で、一般の生徒相手に、2週間で芝居を作って、なおかつ、発表会までやるという、ものすごい授業があるのです。 ま、プロの演劇人から見ると、「そりゃあ、無理でしょう」と一言ですまされるものなんですが、これまた、プロの演劇人であるおいらからすると、あんまりにもムボーなので、かえって、清々しさを感じる授業なのです。 学生はもう、2週間、お祭りみたいなもんで、朝から晩まで役者とスタッフを兼ねて走り回り、土日は一応休みとなっていますが、間に合わない舞台装置を作っていたり、衣装を縫ったりしています。 去年は、なに
9月27日に行われた安倍晋三元首相の国葬で、気丈に喪主を務めていた妻・昭恵氏(60)。その昭恵氏が、安倍氏の死去から約2週間後、公の場で山上徹也容疑者(42)についての想いを語っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。 会長挨拶で最愛の夫を喪った悲しみを吐露 昭恵氏は7月25日、2014年から会長を務める公益財団法人「社会貢献支援財団」が帝国ホテルで開催した「社会貢献者表彰式典」に参加。社会福祉や国際貢献に携わった企業などを表彰する式典だったが、昭恵氏の出席は直前まで決まっていなかったという。
「PowerToys」という無料ツールをご存知でしょうか。Windowsをさらに使いやすくする十数個の機能をまとめた、Microsoftの公式ツールです。カユイところに手が届く数々の機能はいちど使うと手が放せなくなるほどで、どうしてこれがWindowsに最初から組み込まれていないのだろうと首をひねってしまうほどです。 そんな「PowerToys」は、今年9月に入って登場した最新版の「0.62.0」で、これまでなかった新機能がいくつか追加され、より充実したツールへと生まれ変わりました。 今回は最新の「0.62.0」で追加された機能も含め、筆者が「これは特に便利」と感じたPowerToysの便利機能を厳選して紹介します。ピンと来る機能があれば、ぜひこの機会にインストールして試してみてください。ダウンロードはMicrosoftストア、もしくはこちらから行えます。
だが説明会の言葉とは裏腹に、同校の卒業率は低い。例えば今年3月卒業の5期生は31人が入学し、卒業したのは15人と約半数だ。日本医師会の調査によると、准看護師学校の卒業率は約75%。半数というのは異常な数字である。また現在も通っている6期生は37人が入学し、2年生に上がったのは19人だけである。一体なぜなのか。 「原因は大橋先生のパワハラです」 こう語るのは別の生徒だ。同校は大橋氏も授業を持つが、まともに授業をしないことが頻繁にあるという。 大橋医療高等専修学校の入るビル 「説教が長い。例えば授業中に指され、少し答えに窮すると、『何で分からないの』と説教が始まる。時には90分×2コマ分、説教で終わることもあるし、『カス』『アホ』『認知症』などの暴言を吐くこともある」(同前) 昼休みも説教を続け、慌てて副校長が「昼食を食べさせて!」と、飛び込んできたこともあるという。また、日直が学級日誌を書か
◆◆◆ 最初のきっかけは「中学3年生の夏、止まらなかった鼻血」 ――「全身性エリテマトーデス」とはどのような病気でしょうか? 後藤邑子さん(以下、後藤) 自己免疫疾患のひとつです。本来、免疫というのは外から入ってきたウイルスなどの外敵と戦うものですが、それが自分の体の細胞を攻撃してしまう病気です。 血液だったり、臓器だったり、あるいは皮膚だったりと、どこを攻撃するのかわからないので、「全身性」といいます。原因は、まだハッキリとは突き止められていないようです。 ――病気が発覚したのはいつでしたか? 後藤 2012年に倒れて入院し、そのときに検査してわかりました。 もともと私は別の自己免疫疾患、特発性血小板減少性紫斑病(血小板に対する「自己抗体」がつくられることで、血小板が破壊され、出血の危険が高まる病気。国が指定する難病の対象)というのを長く患っていたので、その症状がひどくなったのかと思って
東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏。ロシアによるウクライナ侵略からしばらくの間、テレビを始めとするメディアで見ない日はなかったといっても過言ではない、ロシア軍を専門とする安全保障研究者だ。 ウクライナ侵略に踏み切ったプーチン政権に対して厳しい目を向ける氏ではあるが、自身の経験をもとに、市井のロシア人の生活から、国家観、社会を紹介する『ロシア点描』(PHP研究所)を上梓するなど、軍事以外の面での理解の必要性も訴えている。 ここでは、今回のウクライナ侵略に対する自身の見解や、研究者としての心境について伺った。(全3回の3回目/#1、#2を読む) ◆◆◆ この戦争は「ハイブリッド戦争」ではない ――話を戦争に戻します。今回の戦争は多様な主体や手段を用いるハイブリッド戦争であるか否か、識者の間でも分かれていますが、どう思われますか? 小泉悠さん(以下、小泉) ハイブリッド戦争をど
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