「科学」という手続き 本当はもう少し、せめて桜の咲いているうちに書きたかったのですが、諸事情により遅くなりました。「諸事情」というのは、国内外の生命科学系の研究者だけでなく日本の多くの国民まで巻き込んだ「不思議な性質の多能性幹細胞」をめぐる一連の騒動のことです。 個人的な見解については拙ブログの方に書いていますが、日本分子生物学会としては、3月3日と11日に「理事長声明」を出しました。問題となったNatureの2本の論文の筆頭著者は本学会の会員ではなく、個別の論文不正問題に踏み込んでの声明は異例なことだと思っていますが、今回の事件は社会の関心も高く、研究倫理委員会および執行部で話し合った上での声明発表でした。 記者会見の様子が動画配信され、7時のNHKニュースのトップで20分近くも報道されるに至り、この不思議な細胞にまつわる話題は、もはや科学の世界の問題ではなくなりました。週刊誌に科学者の
「連載にあたって」 中山敬一 (九州大学生体防御医学研究所 分子発現制御学分野) 「Photoshopによるゲル画像の調整」 「Q&A」 中山敬一 (九州大学生体防御医学研究所 分子発現制御学分野) 「蛍光顕微鏡データの誤った解釈」 「Q&A」 水島 昇 (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 細胞生理学分野) 鈴木邦律 (基礎生物学研究所 分子細胞生物学研究部門) 「客観的な判断のむずかしい事例をどう扱うか? 定量化の方法と代表例の選び方を主題として」 「Q&A」 齋藤成昭 (久留米大学分子生命科学研究所 細胞工学研究部門) 「微妙なデータをどう表現するか 骨研究分野での実験データ解釈を例として」 「Q&A」 加藤茂明 (東京大学分子細胞生物学研究所 核内情報研究分野) 「大規模データの解析における問題点 DNAマイクロアレイによる遺伝子発現量の測定を例として」 「Q&A」 山田陸裕
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く