ヤフーが運営するインターネット検索サイトで、京都銀行(本店・京都市)のネットバンキングの取引画面を装った偽サイトが表示され、利用者の預金が奪われる被害があったことが21日、わかった。 ヤフーによると、利用者の苦情を受けた京都銀行から18日までに「不審なサイトがある」との連絡があった。何者かがヤフーに広告料を支払い、検索結果の上位に京都銀行の偽サイトが表示されるようになっていた。京都銀行はこうした広告に申し込んでいない。 こうした状況が11日から18日まで続き、この間に3人の利用者の口座から計約78万円が別の銀行に不正に振り込まれ、うち50万円が引き出されたという。今はサイトは表示されないようになっている。