アニメ『花咲くいろは』の聖地のひとつ2月22日付の北國新聞に、湯涌温泉の「新右ヱ門 秀峰閣」が、2018年3月17日で営業を終了するという記事が掲載されていました。 秀峰閣によると、後継者や従業員の確保に対する先行き懸念が主因で、土地と建物は第三者に譲渡する方向になっているとのことです。 閉館する「新右ヱ門 秀峰閣」は、1962年(昭和37年)に湯涌温泉の旅館「お宿 やました」から分かれて営業を開始し、1978年に法人化されました。 地上4階建てで客室は12室。従業員はパートを含めて十数人が所属しています。 秀峰閣は北陸新幹線の開業後は業績が上向きましたが、事業継承や人手確保の面で不安はぬぐえず、閉館を決断しました。今後は経営会社が外部企業に不動産を売却し、解散などの手続きに入ると見られます。 同旅館の山下専務は取材に対し「大勢の方に愛していただき、感謝の言葉しかない」とコメントしました。