血液や唾液から簡便に年齢を推定する手法を開発した府警科学捜査研究所の浜野悠也専門研究員=京都市上京区の府警本部別館科捜研で2018年5月14日、中津川甫撮影 殺人事件など犯罪現場に残された血液や唾液のDNAから、半日ほどの短時間で年齢を推定する手法を京都府警科学捜査研究所の浜野悠也専門研究員(31)が開発した。現状で平均誤差は上下約6歳で、1回当たり数百円程度と低コストも特長。たばこの吸い殻に付いた唾液など少量でも判定できる。初動捜査で犯人像を絞り込むことに役立ち、実用化が期待される。 科捜研によると、DNAによる年齢推定は大学や研究機関で学術研究として行われてきた。ただ、1回当たり数十万円で約1~2週間かかるため、鑑定資料が多く、迅速さが求められる捜査の現場では使われていない。
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