スーパーカミオカンデは、1996年からニュートリノや陽子崩壊の観測を行っている研究施設で、世界最大となる直径39.3×高さ41.4mの水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置を有している。前身のカミオカンデ時代を含むと、2回のノーベル賞の受賞に関わる施設であるため、その名前を知る読者も多いだろう。 もっぱら、宇宙から届くニュートリノの観測のみというイメージをもたれがちだが、約295km離れた茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設「J-PARC」からニュートリノビームを撃ち込むT2K(Tokai to Kamioka)実験によるニュートリノ振動の観測も行っている。 なお、ニュートリノとは、物質を構成する最小単位である素粒子の1つである。同じ素粒子で、ニュートリノよりもはるかに身近な電子と比べると、いまだによく分からない物質で、スーパーカミオカンデによって質量があると分かった段階だ。太陽から地球に届く
![おっさんもワクワク、スーパーカミオカンデの超純水タンク内部が12年ぶりに公開](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e7ea1699d62eedfb38d0bc3fe8b39ebebcf3478c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmn%2Farticles%2F1806%2F13%2Fl_sp_180613superkamiokande_01.jpg)