今年の年頭あいさつの記事で、「SF界では依然として軌道が主流のようです」と書いたことを覚えておいでの方はおられるでしょうか。今回は、それがちゃんと根拠を持つものだということを示してみたいと思います。すなわち、サブカルチャー作品における「軌道エレベーター」と「宇宙エレベーター」の数を比較してみようということです。 最初に断っておきますと、私もすべてのサブカルチャー作品を何から何まで把握できているわけではありませんし、全部網羅するのも無理があります。その点ご了承ください。ですので、ここでは昨年出した本にリストアップした作品を中心に、その後の最新作や「やっぱりこれも入れときゃ良かった」と後から思った作品を若干加え、まとめてみました。結果は以下の通り。 ご覧の通り、「軌道」の圧勝である。( ̄▽ ̄) 作品全体のチョイスに私の好みが少なからず反映されているのは否めませんが、決して意図的に「軌道」に比重
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