私は脳性麻痺という生まれつきの身体障害を持って生まれました。 1970年代に生まれたのですが、当時は脳性麻痺の子供が生まれたら、少しでも健常者に近づけさせることが良いことであると思われていた時代でした。 私の後ろに写っているのが母親です。非常に象徴的な写真なので世界中で使っています。 1日6時間ぐらいリハビリをしていたでしょうか。全身いつもあざだらけで、私は泣き叫んでいました。痛かったんですね、リハビリは。 リハビリ中にけがも2回しました。普通、けがをしたらリハビリをするのに、リハビリをしてけがをするという状況です。当時は健常者になるのがいいことで、健常者に近づくためならけがの一つや二つ構わないと考えられてしまう時代だったわけです。 「障害」とは皮膚の内側ではなく、外側にあるもの 「社会モデル」との出会い当然、私は一生懸命リハビリをしたのですが、健常者になることはできませんでした。それが8
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