WEEZERの怪作、アルバム'Pinkerton'に想いを馳せる 2019.8.21リライト 2016年、1996年発売のWeezerの2ndアルバム”ピンカートン”が発売20周年を迎えた。 そしてようやく先ごろアメリカで100万枚売れてプラチナディスクに認定されたらしいのだ。 Weezerファンとしては個人的に朗報であり、ちょっぴり悲報。 ロック史にも自分史にも残る心のバンドのキャリアの中で重要なアルバムながら、ニッチなバイブルだったピンカートン。それはそれで良かった。 でも20年かけてジワジワと「売れない」問題作が結果的に長い年月をかけて、輝く評価を手にするストーリーはおとぎ話の教訓のような皮肉が効いていて、なんとも彼ららしいニュースだと思った。 そう考えると実にピンカートンらしいペースで達成された記録かもしれない。 赤裸々をはき違えた問題作であり、Weezerの才能がすべて詰まった快