神奈川県警中原署の巡査が友人に犯人役を依頼して架空の自転車窃盗事件を捏造(ねつぞう)した事件で、県警監察官室は16日、虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴された同署地域3課の仲田正彦被告(34)を懲戒免職処分とした。 仲田被告は2011年9月に計3件の自転車窃盗事件をでっち上げていたことが判明。また、10年5月~11年9月、実際にあった窃盗事件など5件の報告書について容疑者の家族らの署名を代筆して追送検されたこともわかった。これらの事件で監督責任を問い、同署の上司ら13人も減給などの処分となった。発表によると、上司らの懲戒処分は5人。このうち地域3課長(37)と地域係長(46)をともに減給10分の1(1か月)、3人を戒告。ほかに署長(57)を本部長訓戒とするなど計8人を内部規定に基づく処分とした。 11年9月は県警の職務質問強化期間で、仲田被告は地域3課長から「9月に3件検挙すれば休みを取ら