厚生労働省は26日、2017年度の障害者虐待件数が2618件だったと発表した。前年度に比べ98件増えて過去最多。特に施設職員による虐待が増えており、厚労省は「施設側が自ら通報するケースが増えていることが要因」とみている。 厚労省によると、17年4月~18年3月に7714件の通報があり、うち2618件、3544人が虐待されたと認定された。いずれの数字も統計を取り始めた12年度以降で最多だった。 虐待を受けた人の障害の種類別では、重複障害を含め、知的1825人、精神1101人、身体720人。加害者別では、親族など養護者1557件、雇い主597件、利用する施設の職員464件だった。
![障害者虐待、過去最多の2618件 施設虐待件数が8割増 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3df7b229795ccd713044b83f76865c4787066818/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2015%2F12%2F18%2F20151218hrc00m010001000q%2F9.jpg%3F2)