女性の地位向上を目指す国連は、世界各国で女性議員が占める割合を示した地図を公表し、女性議員の比率が平均で23.3%にとどまっているとして、各国のさらなる努力を呼びかけました。 ことし1月現在でまとめられた地図は、女性議員の比率を0%から65%の範囲で色分けし、二院制の国については下院の数値をとっています。 それによりますと、女性議員の比率が世界で最も高かったのはルワンダの61.3%で、上位10位を北欧や南米、アフリカ諸国が占めています。 一方、アメリカの議会下院は19.1%で104位、日本の衆議院は9.3%で163位にとどまっています。 国連本部で記者会見した「UNWomen」のムランボヌクカ事務局長は、各国の女性議員の比率は平均で23.3%と、前の年の22.6%より上がっているものの、男性議員の割合と肩を並べるにはほど遠いと指摘しました。 そのうえで、「公表した地図は、指導者の政治的な意