ブックマーク / d.hatena.ne.jp/matsuiism (1)

  • 塩野七生『ロードス島攻防記』 - heuristic ways

    この作品を読んでいて、「あ!」と思ったのは、「青い血」の意味がようやくわかったこと。《ヨーロッパ中世では、武をもっぱらとし、それによって他の人々を守る人間は、他とはちがう「青い血」の流れる人でなければならないとされていたのである。》 つまり、「貴族」の血が流れる者ということだろう。以前、中上健次氏が柄谷行人について「青い血、青アザ」(1989年)という短文を書いていて、その意味がよくわからず、ずっと引っかかっていたのである。*1  もうひとつ、ヘーゲルの『法の哲学』やマルクスの『資論』に、「ここがロドスだ、ここで跳べ!」という言葉が出てくるが、今回調べてみて、それがイソップ寓話に収められた「ほら吹き男」からの引用だということを知った(「Yahoo! 知恵袋」より)。 ちなみに、ロードス(Rhodes)とは、「薔薇の花咲く島」という意味だそうです。  さらにもうひとつ。『ロードス島攻防記』

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