ドラマ「半沢直樹」が大ブレークした。 大手銀行に勤める半沢直樹。 「部下の手柄は自分のもの、自分の失敗は部下のもの」。企業の中にあるそんな不条理に、半沢直樹は黙っていない。 「やられたら、倍返し」。自分を苦しめた者、自分の大切な人を追い詰めたやつに倍の仕返しをする。もちろん、単なる私怨ではない。筋は通っている。「倍返し」は、今年の流行語になりそうだ。 半沢直樹に人々が喝采するのは、それが1つの「ファンタジー」だからだろう。実際には、会社の中のさまざまな不条理に「仕方がない」と我慢をしている人のほうが多い。 「やられたら、倍返し」は、爽快なスローガンだが、現実にはなかなかできない。だから、半沢直樹が筋を通しつつ復讐するときに、人々は喝采する。ドラマというフィクションの世界で、現実の代償を得るのである。 「半沢直樹」の大ヒットを見ていると、日本人は変わっていないのだなと感じる。「倍返し」でスカ

