JR北海道と、道内7空港の運営を担う北海道エアポート(HAP、千歳)の間で、JR新千歳空港駅と旭川駅を乗り換えなしで結ぶ新たな直行列車構想が浮上している。室蘭線の追分(胆振管内安平町)を経由し、岩見沢から函館線の滝川駅などを通るルートを想定。HAPは今後、旭川空港を新千歳に次ぐ準拠点空港と位置付ける計画もあり、両空港を行き来する際の利便性を高める新ルートが必要と判断した。 関係者によると、新ルートは、HAPによる旭川空港の施設改修などが本格化する2025年以降に合わせて開設。JRとHAPの一部幹部が水面下で新ルート実現の可否を含めた検討に着手しているもようだ。 旭川―新千歳空港間はかつて、札幌経由の特急列車が2時間弱でつないでいたが、16年3月のダイヤ改正で廃止された。旭川から新千歳空港へは現在、札幌で快速エアポートに乗り換えなければならず、所要時間は乗り換え時間を含めて最短で約2時間20