"デザインの仕事は発想を現実化し、使い手のもとに届けるまでの積極的な試み"ととらえる三宅一生の視点から、生命力あふれる「創造の可能性」を探る。三宅が産地や工場との関係を築きながら衣服づくりを続ける中で出会ったクリエイターや科学者たちの作品によって、ものづくりの未来に向けたメッセージが提示された。 会期 2010年11月16日(火) - 12月26日(日) 21_21 DESIGN SIGHTで2008年、明日のものづくりを考える「XXIc.-21世紀人」展を企画しました。地球環境や資源問題の現状のリサーチなど、同展の準備段階にさかのぼり、展覧会後も引き続き行ってきたリサーチ活動や多くの方々との会話が、今回の展覧会の背景となっています。 すばらしい技や叡智、熱意をもってものづくりに取り組んできた日本の産地は今、人材流失や工場閉鎖など、これまで以上に厳しい状態にあります。その現状に目を向け、今