中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 リフレクションとは不思議な言葉である。「内省」と訳されたり、「吟味」と訳されたり。時には「反省」や「意味づけ」とされるときもある。 一般に、学習科学の文脈において、リフレクションとは「学習者が自分の学習について意図的に吟味するプロセス」である、とされている。そして、「リフレクションを促すこと」は、様々な教育分野において、めざされるべき地平であるとされる。 --- 科学教育研究最新号 Vol.31 No.2の出口明子氏による論文「理科教育におけるテクノロジを利用したリフレクション支援の研究動向」というレビュー論文を読んだ。 一般にリフレクションを支援するには、下記のような方法があると言われているが、 1.Proces