幕末から昭和時代前半あたりまでの歴史小説を挙げてみます。以前の回答のコピペですが、司馬遼太郎作品は除きました。 《幕末・明治維新》 ■佐藤雅美『開国―愚直の宰相・堀田正睦』…開国後の経済の混乱の理由がよくわかる。 ■岳真也『麒麟 橋本左内』…福井藩の俊英。安政の大獄で斬罪に。 ■吉村昭『天狗争乱』…水戸尊攘派による天狗党の乱。 ■大島昌宏『罪なくして斬らる』…小栗上野介。傾きかけた幕府の屋台骨を支え続けた幕臣。 ■津本陽『虎狼は空に』…新選組の“恐さ”を容赦なく描いた歴史小説。剣戟シーンが凄まじい。 ■古川薫『高杉晋作―わが風雲の詩』…討幕運動の中心となった長州藩士・高杉晋作を丁寧に描いた好著。同じ著者による『留魂の翼―憂国の吟遊詩人吉田松陰』もお勧め。 ■海音寺潮五郎『江戸開城』…幕末史最大の名場面・江戸城の無血開城を描いた史伝の傑作。 ■海音寺潮五郎『敬天愛人 西郷隆盛』…明治維新最大