宮﨑駿というかスタジオジブリは、もはや権力であって今ひとつ批判しづらい。 そこら辺のアニメーターなんかが噛み付こうもんなら「は?お前に何が言えんの??」と返される。 そういう意味で、惜しい……最近、空手家になりつつある押井守監督のように「スタジオジブリはクレムリンだ」発言で知られ、それなりに評価を受ける同業者がジブリ作品を語るのはとても珍しい(色んなところでちょこちょこやってるが、コレだけまとまるのは珍しい)。 面白くて一気読みしてしまった。 なんだかんだ押井監督はスタジオジブリと浅からぬ中。 だからこそ縦横無尽に語ることもできるんだろう。 (以下「ガルムウォーズみたいにハンパな作品撮ってるくせに何言ってんだよ」なんてツッコミはさておき) 【スポンサーリンク】 洋館 まず本の構成は、宮﨑駿の各作品、高畑勲の作品、それに次ぐ若手監督による作品を押井監督が切るという内容。 「風の谷のナウシカ」