04年から始まった「マッスル」。プロレスらしくない演出が一部で大受けしている。突然、スローモーションになったり、仮装大賞の得点板がレスラーの技を勝手に得点するなど、既存のプロレスのセオリーを覆す手法が話題になっている。 マッスルで活躍するマッスル坂井さんは「プロレスが下手なら、プロレスができないという前提で展開すればいい」と決してめげないアイデアで観客を魅了している。その発想の源、プロレス観を尋ねた。 先日までオールナイトの興行をされていたそうですが、音楽イベントなら珍しくはありませんが、プロレスの試合となるとハードですね。 他団体がやっていたから、やってもいいかなと思ったんです。夜中に始まって始発で帰るくらいのスタイルは、深夜のラジオ番組みたいで、あんまりがんばらないでいい、プチハードな感じなんですよ(笑)。 見せ場をスローモーションで演出するなど、既成のプロレスから逸脱した演出が話題で