日立製作所は2012年7月23日、Webサイト制作やWebブラウザを活用した業務システムの画面作成時に利用できる「画面の色作成支援ツール」を開発・公開した。来年7月までの1年間、無償で提供する。Webデザイナーに広く使ってもらうことで、Web技術「CSS Level 3(CSS3)」によるアクセシビリティーに配慮した色彩デザインの普及を目指す。 支援ツールは、日立グループが推進する「ユニバーサルデザイン活動」の一環として開発した。簡単なマウス操作で、Web画面上のテキストやボタン、プルダウンメニューなどの色彩デザインを試すことができる(画面1)。色を認知する「色覚特性」には個人差があるが、誰にでも見やすい色彩デザインになっているかどうかを自動判定する機能を備えた。日立が提案する「輝度比近似グレースケール」と呼ぶ独自の色彩確認手法も使える。 色を決定した後は、CSS3のソースコードを自動生成