この一連の作業では、Windowsアプリのプロジェクトを新規作成し、そこで生成されたWindowsアプリのひな型のソースコードを、そのままビルドすることでプログラムを作成した。 しかし実際のアプリ開発では、上記の流れの2と3の間で、ひな型のソースコードに独自のコードを追加する(=コーディングを行う)必要がある。この作業こそが、VS 2017での実際のプログラミング(=プログラム開発)作業となる。 そこで、実際のコーディングに入っていきたいのだが、その前に、VS 2017プロジェクトとして生成されるソースファイルの構成や、VS 2017のIDEの画面構成とその使い方などについて、一通り理解しておく必要がある。さもないと、「どのファイルにコードを追加すればよいのか?」「どうやってコーディングすればよいのか?」が分からないからだ。そこで今回は、これらコーディングの前提知識を中心に解説していく。