19日夜、東京・神田の老舗のそば店が焼けた火事で、店の従業員が「火が回る前にブレーカーが落ちて店内が真っ暗になった」と話していることなどから、警視庁と東京消防庁は店の奥にある1階の天井裏の配線設備を中心に現場の状況を詳しく調べています。 19日午後7時20分ごろ、千代田区神田淡路町にある創業130年余りの老舗のそば店「かんだやぶそば」から火が出て、木造2階建ての建物640平方メートルのうち200平方メートル余りが焼けました。 当時、店は営業中で、およそ30人の客と従業員16人がいましたが、全員が外に避難してけが人はいませんでした。 警視庁と東京消防庁は20日午前9時すぎから現場検証を行っています。 警視庁の調べによりますと、店にいた従業員は「火が回る前にブレーカーが落ちて店内が真っ暗になった」と話していて、1階の奥にある従業員用の食堂の天井付近から炎と煙が出ていたということです。 1階の天