私にはどうしても許せないことがある。平成25年10月、松江市立図書館で漫画『はだしのゲン』(全10巻)を図書館職員が、書架から取り除いたことに対して反対運動が起きた。 月刊誌『正論11月号』(平成25年)によると、そもそもの原因は松江市教委が「『はだしのゲン』を市立図書館の閲覧棚に並べることをやめる」と決定したことにあった。 実際にこの漫画本がどんな内容かを見ていただきたいところだが、紙面が汚れてしまいそうな気がして載せない。この本を見たら純真な小学生はどう思うであろうか。想像しただけでゾッとする。 それほど残虐な内容で、とても見るに耐えない。誰だって図書館に置くのは、いかがなものかと思って当然である。小学生をお持ちの親御さんなら、こんな本を読ませたくないと思われるに違いない。 『正論11月号』は、「はだしのゲン許すまじ!」を総力特集していた。件の部分を借用する。 《創刊40年特別号の記念