イベントには美内すずえに加え、女子マンガ研究家の小田真琴、詩人の文月悠光が登壇。会場を埋め尽くす満員の観客の中、「ガラスの仮面」の大ファンである小田、文月とともに和気藹々とトークがスタートする。美内は「『ガラスの仮面』の連載を始めて42年。ところどころ休ませていただいているので実質的にはそれほどではないんですけど、長い年月でいろんな方がそれぞれの読み方をしてくださっている。『早く続きが読みたい』というお声が多くて、作者冥利につきるというかありがたいことだと思っています」と挨拶した。 しかし連載が長期になっていることで、美内にはファンからさまざまなメッセージが届くという。「(翻訳版が刊行されている)イタリアの70代の方から『早くマヤと真澄を幸せにしてくれ』『私が生きてるうちに終わらせてくれ』というメールが来ていたんですが、この頃届かなくてドキドキしていて……。日本人のファンからも『私は怒って