銀行に篭城・・・といえば、遡ること33年前の、三菱銀行襲撃事件ですね。 「襲撃に際して黒スーツにサングラスに帽子、くわえタバコといういでたちであらわれた彼は、間違いなくマフィア然としてキメていたにちがいない」「でもこの事件自体はあまりに凄惨で語る気がしない」とは、ナンシー関による事件および犯人・梅川昭美のイメージです。 あのナンシー関が「語りたくない」などというのは実は滅多にないことで、当時ナンシー関の本を100円棚でかたっぱしから集めていた僕は、女史の心に残るコラムの中でも、妙に忘れられないものになったのでした。 僕は年代的に、リアルタイムでの記憶はまったくなく、両親から「怖かった」「日本中がテレビに釘付けになった」と後年聞かされたことがある程度です。しかし、梅川の異様ないでたちと破滅的な言動や行動から、昭和犯罪史の中でも人々に極めて大きなインパクトを与えたのは事実です。たとえば ・金を
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