EU=ヨーロッパ連合からの離脱期限を来月末に控え、イギリスの議会下院で、離脱期限を来年1月末まで延期するよう求める法案が賛成多数で可決されました。 採決の結果、賛成327票、反対299票の賛成多数で法案は可決されました。 今後、法案は議会上院で審議され、可決されれば、女王による承認をへて法律となり、法的な拘束力を持つことになります。 離脱の延期は受け入れられないとするジョンソン首相は、来月15日に、総選挙を行い、国民の信を問いたいとして動議を提出していて、法案成立の動きを強くけん制していましたが、前日に続き、敗北を喫した形です。 下院での可決を受けてジョンソン首相は、「合意なき離脱」という選択肢をなくしてしまえばEUとの交渉で譲歩を引き出すことができず、イギリスの交渉力が落ちることにつながるとして法案を厳しく批判しました。 そのうえで、「どんなことがあっても来月31日には離脱する。誰がイギ