先月の国民投票で、EU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたイギリスで、国民投票のやり直しを求める議会のウェブサイトへの請願が410万人を超えましたが、イギリス政府は9日、「われわれは離脱を進める準備をしなければいけない」として、やり直しを行わないことを明確にしました。 これに関連してイギリス政府は9日、同じウェブサイト上で「われわれは、EUからの離脱を進める準備をしなければいけない」と回答し、やり直しを行わないことを明確にしました。 国民投票のやり直しを巡っては、キャメロン首相は議会に対し、国民投票の結果を受け入れる姿勢を示していました。ただロンドンの市民や若者などからは、EUの単一市場へのアクセスや移動の自由を求める声が根強く、政府として、こうした声とどう向き合い、EUとの交渉に臨むのか、重い課題となっています。