血縁関係複雑に、ルール無視に学会反発も 「娘のためなら身を捨ててもいいという気持ちだった」――。 子宮を失った娘に代わって妊娠した50歳代の実母は、高齢出産の危険を冒して挑戦した心境を、実施した諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長にこう吐露したという。「祖母が孫を産む」形で行われた代理出産。複雑な親子関係に、家族とは何かが問われる。一方、代理出産を禁じている日本産科婦人科学会は、医師の“ルール無視”に反発することも予想される。 きっかけは娘夫婦から根津院長に届いた電子メールだった。「子宮のない私に代わって母が産んでくれると言っています」 間もなく、娘夫婦と実母夫婦が来院し、根津院長が心臓や脳血管への負担が大きい高齢出産の危険性を説明したところ、実母は「娘のために、命をかけてでも産みたい」と答えた。 実母は以前、病気のため子宮の摘出手術を受けることをためらっていた娘に、「あなたの命が大事
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