スマートフォンのトラフィック対策として携帯各社が無線LANの取り組みを進める中、KDDIとソフトバンクモバイルが続々と強化策を投入している。中でも注目は両社が2012年11月に開始したSIMベースの認証「EAP-SIM/EAP-AKA」だ。これまで10秒近くかかっていたログイン時間が2~3秒に短縮され、セキュリティ面も向上する。 EAP-SIM/EAP-AKAとは、有線ネットワーク認証の規格であるPPP(Point to Point Protocol)を拡張したEAP(Extensible Authentication Protocol)を使い、携帯電話のSIMカードを使って端末を認証する方式だ。ソフトバンクモバイルのように通常のSIMカードを利用するケースではEAP-SIM、KDDIのようにUSIMカードを使う場合はEAP-AKAと呼ぶが、認証手順はほぼ同じである。 特徴は、これまでのW